会員の皆様へお知らせ

2024年4月24日

第71回大会案内

■開催

場所:水産大学校 水産情報館
   〒759-6595 山口県下関市永田本町二丁目7-1
事務局:三木奈都子(総務)
    水産研究・教育機構水産技術研究所養殖部門養殖経営・経済室
    〒236-8648 横浜市金沢区福浦2-12-4
    TEL:045-788-7675、FAX 045-788-5001
    (メール:gyokeisoumu@gmail.com
日程:2024年6月15日(土)〜16日(日)(予定)
   6月15日(土):全国理事会・シンポジウム、懇親会
   6月16日(日):一般報告、総会
この場所と日程で開催できるよう現在調整しています。確定した時点でホームページに掲載いたしますので、そちらをチェックしてください。

■大会参加費

大会参加費:無料
懇親会費 :4,000円

■参加申込方法

大会への参加は無料ですので特に事前申し込みは必要ありません。
懇親会は事前申し込み制とします。
次の短信第156号(4月末までに発送予定)に、振り込み用紙を同封しますので懇親会費を納入してください。
当日受付もいたしますが、事務局の負担を軽減したいので、事前申し込みへのご協力を宜しくお願いいたします。

■一般報告の受付

タイトル受付締切日:2024年4月19日(金)必着(締め切り厳守)
報告要旨受付締切日:2024年4月26日(金)必着(締め切り厳守)

提出方法:一般報告のタイトル・報告要旨はWordで作成しメールの添付ファイルで送付してください。

報告要旨の形式:1,600字以内。報告要旨には、タイトル、報告者の氏名と所属、要旨を入れてください。

提出先:三木奈都子(総務)
    (メール:gyokeisoumu@gmail.com
    (※メールの件名に、「漁経2024 一般報告・送信者名」を明記のこと。)
    水産研究・教育機構水産技術研究所養殖部門養殖経営・経済室
    〒236-8648 横浜市金沢区福浦2-12-4
    TEL:045-788-7675、FAX 045-788-5001

【第71回大会シンポジウムテーマ】

「水産業の世代交代の論理と将来漁業の展望 ―漁船漁業を対象にー」
コーディネーター 甫喜本憲(水産大学校)

日本国内は労働供給制約社会の到来により、地方での労働力人口の減少に伴う様々な弊害が指摘され、事業合理化やDX等のイノベーションを推進することの必要性が指摘されている。水産業においてもその多くは地方に根拠を持ち、労働力不足と高齢化問題に早くから直面してきた産業であり、昭和1ケタ生まれ~団塊世代が大きなボリュームを占める就業構造を基底に、IUターン等の新規就業者支援や外国人研修制度等の施策が講じられながらもこの10年ほどで中核世代の大量脱漁期を迎えるに至った。しかし現状を見ればDXの進展はまだ限定的であるし、安易なDXへの期待も禁物な状態といえる。まずは事業経営者がきちんと世代交代し、如何なる事業展望を持っているかが重要だからである。

そこで本シンポジウムでは、地域漁業を構成する特に沿岸漁業、沖合漁業等の漁船漁業に焦点をあて、次世代にバトンタッチするに際しての課題として、以下の点を検討することにする。

①経営主体の立場から、どのように漁家や事業体の世代交代や事業継承が図られるか(図られないか)、その判断基準や分岐点を探る(それが血縁関係の有無でどう違うかも)。また引き継ぐ世代と引き継がれる世代、双方の意識や事業展望の一致点と相違点を検討する。

②世代交代する際に、次世代にどのような知識、技術、知恵が引き継がれるか(べきか)。また単純に引き継がれない場合にはどのように代替させるか。

③漁業経営とそれをとりまく漁協、市場業者との関係はどうなるか。既存の関係は保たれるか、それとも新しい関係が生まれるか。

④総合的に漁村就業の形や漁村生活にどのような変化が生じ、どのような将来像が展望されるか。

以上より、漁船漁業における将来像を検討する上での一助としたい。またこの目的に接近するため、以下の報告を予定している。是非大会に参加し、議論のご参加いただきたい。

司会:鹿児島大学 佐野雅昭
報告(仮題):
1.山口県における漁家の世代交代の実態、新規漁業就業者の実態
  (水産大学校 大谷誠)
2.福岡県中型まき網漁業における世代交代の実態
  (水産大学校 児玉工)
3.山口県漁協職員の世代交代の現状と展望
  (水産大学校 甫喜本憲)
4.産地仲卸業者の世代交代の現状と課題
  (鹿児島大学 鈴木崇史)
5. 県行政から見た漁業者の世代交代の施策と課題
  (未定)